まさか絵を描く人生になるとは思ってなかった

こんにちは、山口ミドリです。

絵を描く人生になるなんて、ちょっと前まで自分でも思ってませんでした。

昨年50歳になったわたし。今日は、どうして今の道を選んだのか、少しだけ振り返ってみようと思います。

20歳で出産して、それから育児と仕事に追われながら、まあなんとかここまでやってきたわけですが…(このへんの話はまた今度~)

仕事としては、広告代理店からスタートして、デザインやWEB関係の仕事をずっとやってきました。途中で独立して法人化したこともありましたが、最終的にはフリーランスが長かったです。

この業界に、わたしはおそらく向いていて、とにかく忙しかったけどやりがいも感じてたし、楽しさもありました。

でも一生続けていきたいとは思えなかった。何かやり残したことがあるような、もっと自由になりたい、自分の羽で羽ばたきたい(笑)というような思いがありました。

そして小さいころ、絵を描くことが好きだったのもあり、若い頃はイラストレーターになりたかったことを思い出したんですよね。ふと。

広告代理店に勤めたのも、そういうきっかけになるかもしれないという淡い期待があったんだと思います。

でも実際デザインの仕事に触れて感じたことは、自分の好きなモノづくりができるわけじゃない、ということでした。

どういうことかというと、当然クライアントがいるわけですから、そのご要望をカタチにするのが仕事です。そこは腕を振るって良い仕事をしようとする。でも出来たものはあくまで「仕事としての産物」であって、わたしの作品ではない。

デザインが好きだからデザインの仕事、絵が好きだからイラストレーター、、ってそこまでは良くても、実際には好きなものを好き勝手に描いていいわけじゃない。

そこにニーズがなければ、お金はもらえない。ってことを知ってしまったわけです。(そんなことみんな最初から知ってたかもしれないけど、わたしはわかってなかった…)

そんな現実を知ってから、絵を描く仕事はいつの間にかあきらめていたし、そうこうしているうちに、仕事そのものへの情熱ややる気も薄れてしまった。こりゃマズい。

ということで、最初は仕事帰りに絵画教室に1年半くらい通ってました。そこで上手いだのなんだのとおだてられ、調子に乗り、「絵を仕事にしてもいいのかな?」と勘違い(?)しはじめた(笑)

といっても、つまりそれって「画家になること」だよね。そんなのこの年からじゃ無謀だよね、考え甘いよね、アタマお花畑すぎるよね??、、と。一歩踏み出す勇気はなかった。収入も安定してるし…!

しかし、ある出来事がきっかけになります。

このころ派遣勤務だった出向先が、予算の都合で契約更新を見送ったんです。で、次の仕事を探すか…と思ったものの、気が進まない。

そこで思いました。
「これは、何かのチャンスかもしれない」と。

主人に相談し、いろいろな想いを伝えて、無謀な挑戦にはなってしまうけれども、自分の夢に挑戦させてもらう切符をいただけました。それが2022年の7月。

そして現在に至る感じです。

だけども、仕事もやめて全力投球の準備はあるものの、最初は何をしていいかわからなかった。そもそもコネもツテも何もないので、不安ばっかり。

インスタを見れば死ぬほど絵がうまい人がたくさんいるし、正直言って「やっちまったなー」と青くなりました。

このあたりはいろいろなエピソードがあるのですが、それはまた別の機会に投稿します。

今思えば最初の一年は、描いてはいたけど不安が強すぎて、自分自身なにをやってるのかよくわからなかった。力んで、手あたり次第、必死だったかも。

そうこうするうちにオンラインショップで絵がちらほら売れ始め、自分の気持ちも整理できてきて、それがだんだん落ち着きに変わっていって、今ではこの挑戦が間違ってなかったことをただ実感しています。

といっても、今もまだ収入はほとんどナイ。。です。

貯金を切り崩してなんとか繋いでます。

でも、まだまだこれからですから、楽しみはたくさんあります。伸びしろもいっぱいですよ~(笑)

やる気と情熱は、最初より今のほうがもっと大きくなりました。

おそらく理由は、結果に執着しなくなったことと、道のりそのものが自分なんだということに気がつけたからだと思います。

だからみなさんに応援してほしい。どうぞ見守ってください。ワタクシ成長します。(売れるかどうかの判断を先にすることなく)良い絵をたくさん描けるようになります。楽しみながら!!

どうぞよろしくお願いします。深々。

もしやりたいことを「できるわけない」っていう気持ちで迷うことがある人の参考になればと思って、今日の投稿をしました。

お役に立てたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。