心で描く風景のあたたかさ

こんにちは、山口ミドリです。

気づいたら、あっという間に2週間が経っていました。
最近は少し気持ちに余裕が出てきたのか、また筆を持つ時間が自然と増えています。

今日は「暖かい山」を描きました。
お日様がぽっかりと浮かび、静かな山の上を照らしている。そんなイメージです。
この世界全体がほんのり温められているような、静かな風景です。

そういえば昔、ひとりでインドを旅したときに、電車で出会った方が言っていました。
「曇り空が一番好きだよ。晴れの日は日差しが強すぎて、少し疲れるから」
なるほど、と思いつつ、やっぱりわたしは太陽の光に救われてきた気がします。

最近は、風景を「何も見ずに、心で描く」ことが増えてきました。
スケッチや写真を参考にするのもいいけれど、
何も見ないときには、むしろ自分の中の風景が立ち上がってくる気がするんです。

曖昧なまま筆を進めながら、
「次はどこに光を置こう」「この色が少し濃かったかな」と考えていく時間は、
とても静かで、幸せな時間です。

何を描くかではなく、「どう感じながら描くか」
そのことが、わたしの中ではだんだん大切になってきたのかもしれません。

これからもしばらく、このスタイルで描き続けてみようと思います。
どこに行き着くかはわからないけれど、楽しみながら進めていけたらいいなと感じています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。