悪いことが続くのは「…」の前ぶれ?

今年は桜が早い。雨も多いせいかどんどん散っていくから、ゆっくり眺めるタイミングが作れずさみしいです。

家の近所に一級河川があり、川沿いには桜並木が見れるのだけど田舎のせいか、人もまばら。いつもはこんな穴場でゆっくり桜を満喫してるのですが今年は休日に間に合わないかもしれません。

桜が咲き始めのころ、上野公園にて

2023年、今年は正月に志賀高原にスキー。でも楽しかったそのすぐあとで肺炎にかかり、不遇のスタートになってしまいました。

ほかの予定も崩れて落ち込んだのですが、今ではすっかり、むしろ落ち着いて描けてる気がします。

よかったよかった。

でもそんな気持ちになるまで、少し時間が必要でした。

ふだん、自分では結構運がいい方だなぁと思うことが多いのですが、今年は違っていた。細かいことがいちいちダメで、「流れが悪い~」と思っていました。

で、「悪いことが続くとき」でネット検索してみると…、悪いことが続くのは、変換期や幸運の前ぶれだと書かれてることが多く、「それなら受け入れられる…(笑)」と、気持ちを切り替えるのに役立ちました。

たしかに、何か、変革が起こる前には痛みを伴うことが多いというのは共感します。「大変」という字は、大きく変わると書きますが、そういうことらしいです。

たとえば、私が絵を描くことに専念してみようと思った一つの理由として、「やりたいことをやる」というシンプルな考えがありました。

でも、「やりたいことをやる」って、意外とできなかったりしませんか?生きるための仕事、その仕事から収入を得て生活が安定していれば、わざわざその生活を捨ててハイリスクなことに挑むことは、大きな決意が必要になります。

心の中では「やってみたい」と思うことがあっても、その引き出しはそのままにして普段の生活を続けるほうが安全で、快適。

わたしも、今までずっと「生きるため」「生活するため」に仕事をしてきましたが、「なにか違う」という気持ちを持っていました。

そこで、一念発揮したわけです。

なにも仕事を辞めなくても、空き時間を利用すればよかったかもしれませんが、フルタイムの仕事をしながら器用に切り替えることはわたしには難しく、思い切りました。

最初は社会から切り離されてしまった感じがしたり、不安も渦巻きました。絵を描きながらも、やっぱり元の仕事に戻ったほうがいいのか…という考えがよぎることもありました。

上手く描けないときも、「あー、もしかしてすごく間違ったことをやってるんじゃないだろうか」と、不安になることもたくさんありました。

でも、だんだんそういう気持ちが落ち着いて、「やっぱりこれで良かったんだ」というところに今はいます。

そう思えた理由は「納得できているか」という自分への問いに対して「イエス」と答えられる心境があること。

「打ち込めるもの」があるだけで幸福だということを体感しました。そういう気持ちになると、ものの考え方まで変わるようですね。以前より穏やかな気持ちでいることが多くなりました。

もしもあなたが、上手くいかないことが続いて苦しかったり、「何か違うな」と感じる日々の中で暮らしていたら、私のような人間もいることを覚えていてください。

安心安全な環境から別世界に行くのは怖いけど、それだけの価値はあると思います。

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