山口ミドリ-作品紹介「とりむすめ」

こんにちは、油絵作家の山口です。
梅雨真っただ中、暑い日が続きますがみなさんお元気にお過ごしでしょうか。

わたしは先日尾瀬に行ってきました。ずっと行ってみたかったのですが、やっと良いタイミングで行けました。
素晴らしい景色で、心も体もリフレッシュ!3万歩も歩いてしまいました。いまめっちゃ筋肉痛です。

梅雨の間でも、晴れて清々しい日というのもあるんですね。ラッキーでした。
日々もまた、悪いことが続くときにも希望があるというメッセージにも感じました^^

さて、今日はわたしの油絵作品の紹介となります。

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作品タイトル

「とりむすめ」2022年 キャンバス油彩 / F4

背景

物憂げな表情でどこかを見つめる少女。頭上にとまる鳥は少女の想像世界から舞い降りました。
つかみどころのない気持ちと静かなときが絡まる心の世界です。

こだわり

当初、何の設定もなくイメージで描き始めた作品ですが、途中からいろいろとアイデアが湧いてきました。
顎に顔を乗せる女の子の構図をS字になるように配置し、カドミウムレッドを効かせた配色で構図が映えるようにしました。

それだけではつまらないと感じ、頭に鳥を置いてみました。
すると少女の空想世界が垣間見え、なにか物憂げな表情で考え込み、鳥はその空想からやってきたようにも見えてきました。

作品を振り返り…

この絵は昨年年末に描きました。人物画描きたかったのですが良いモチーフが見当たらず、すべてイメージの作品となりました。
ほんの半年前の作品ですが、今より色や筆の使い方がわかっておらず、そんな中四苦八苦しながら作り上げたものです。

この絵は私自身気に入っていて、何とも言えない表情と不思議な世界観を楽しめます。
ゴールが見えないままに描くことは、リスクや不安もありますが、自分では思いもよらない結果と出会う楽しみもある、という気づきに至りました。

以上、「とりむすめ」の紹介でした。

最後までお読みくださりありがとうございました。

今日もあなたにとって良い一日でありますように。